Human Augmentation(人間拡張)を投資テーマに掲げるベンチャーキャピタル『15th Rock』はこのたび、独自のロボティクスや生成AIを活用して紙文書をスキャニングし、生成AIを活用した電子データ化するサービスを提供する米国のスタートアップ、Ripcord社へ出資を行いました。
今回のRipcord社への出資は、同社の既存投資家であるKleiner Perkins、Google Ventures、Icon Ventures、Lux Capital、三菱UFJイノベーション・パートナーズなどと、新規投資家である15th Rockが主導し、同社の日本における合弁パートナーである富士フイルムビジネスイノベーションが合弁事業の追加株式を取得した、総額3,200 万ドルの資金調達となります。
Ripcord社はシリコンバレーに本拠を置くスタートアップで、NASAの研究から設立されました。独自のロボット技術を用い、自動で紙媒体からホチキスを外してスキャン、生成AIなどを活用してインデックス化、カテゴライズ化することで、それらをクラウド上で検索できるようにするとともに、企業のITシステムに統合できるようにしています。
YouTube:https://youtu.be/h-dR_Ys1lNo?si=nx_xS8ey5wCsQtxt
本サービスは、米国コカ・コーラボトラーズ、日本の国税庁に相当する米国内国歳入庁(IRS)、三菱UFJ銀行、大和ハウスグループの大和リビングなど、すでに多くの企業で利用されており、同社のビジネスは毎年、急成長を続けてます。日本国内では、富士フイルムビジネスイノベーションとの合弁会社である富士フイルムRIPCORD合同会社がサービスを提供しています。
Ripcord社のプレスリリースはこちら(英文)をご覧ください。
【米Ripcord社について】※富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の報道発表資料より引用
米Ripcord社は、ロボット、ソフトウェアおよび AIの活用を通じて、レコード・マネジメント、Robotic Process Automation(RPA)、Managed Print Services(MPS)、Electronic Content Management(ECM)など急成長している市場に変革をもたらしています。米Ripcord社のロボットは、紙媒体をスキャンし、インデックス化、分類することで、クラウド上で検索可能にするとともに、既存の企業 IT システムに統合できるようにしています。また、米Ripcord社のクラウド型コンテンツ・サービス・プラットフォームである Canopyは、企業に対し、電子化された書類の管理、検索、および既存の業務プロセスとのシームレスな統合を可能にします。