「人間拡張」ーそれは回復か、超人間化か?

パラリンピック競技者はオリンピック競技者を超える?

いきなりですが、下図は、オリンピック(赤色)・パラリンピック(青色)における「走幅跳」の歴代1位の記録をそれぞれプロットしたものです。

※ なお、パラリンピックの場合、障害の部位や種類、程度によって各競技に及ぼす影響は様々なため、クラスを細かく分けて競技が行われています。そこで今回は、下肢機能障害と下肢切断の競技クラスである「T/F42~44」の結果のみを抽出しました。(使用したデータは記事の最後に表の形でまとめてあります。)

図から明らかなように、パラリンピックの成績がここ数年で著しく向上しています。もちろん、競技者の日々のトレーニングによって生み出された記録であることは言うまでもありませんが、その一方で、競技に最適化された義足の進化が生み出した記録でもあります。

このまま記録が伸びていき、健常者の記録を抜いた時、果たしてそれは「障害によって失われた機能を単に回復させただけ」なのでしょうか?それとも「既存の人間の範囲を超えた能力の向上」なのでしょうか?

https://note.com/15throck/n/n80b43a485777